マチュピチュは、インカの世界遺産。空中都市、天空都市とも言われ、ペルーのウルバンバ谷の尾根に存在します。今だ謎に包まれている世界遺産マチュピチュ。その幻想的、魅力をお伝えします。
南米ペルーのアンデス山脈を望む、絶壁の山がそびえたつウルバンバ渓谷の山間に忽然と広がる遺跡。 山の頂上、標高2,430mに、マチュピチュはあります。 山の麓から全く見えることがない為、「空中都市」という異名を持つ世界遺産です。 マチュピチュは、総面積5キロ平方メートルで、その半分の斜面に段々畑が広がっています。 遺跡の周囲は高さ5m、厚さ1.8mの城壁で固められた要塞で、その中に、神殿や宮殿の市街地と居住地が 階段状に連なっています。 一般的に、よくテレビなどで見られる石の建造物が密集するのが、この地域になります。
歴史を遡ると、16世紀にスペイン人に征服されたインカ帝国でしたが、マチュピチュだけは発見されず、 その後400年以上たった20世紀に、アメリカ人歴史学者ハイラム・ビンガムによって世界に発表されました。 マチュピチュの概要は、ビンガムが持ち帰った出土品や人骨、スペイン人による古文書などで、 15世紀の第9代インカ皇帝の直轄の都市であることが判明しました。 住居跡の調査からも、貴族や技術者などいろんな身分の人々500人以上が暮らし、農作業をしたり、 金属加工など高度な文明が栄えていた事も判明してます。 しかし、インカ帝国は文字を持たなかった為、はっきりした事は何も分からず、 マチュピチュの建築目的も時代背景も、いまだ、多くの謎に包まれています。
マチュピチュへは 日本からの旅ですと 現在は直行便が無いため アメリカを経由して行くことになります。首都クスコから 鉄道でアグアカリエンテス駅に向かいます。列車は様々なクラスが運行されていますが、遺跡発見者の名が付けられたハイラムビンガム号は最高級列車です。約3時間半で到着します。アグアカリエンテス駅からマチュピチュまではバスで約30分の行程です。インカ道をトレッキングする行程もありますが、入山管理局の許可を必要とするため、入山制限が設けられています。事前の予約が必要ですし、体力を必要とするので、お勧めできません。列車とバスでの移動が一般的です。 宿泊施設も様々ですが、三ツ星クラスのサンクチャリーロッジからはマチュピチュの遺構を部屋の窓から眺めることが出来るのでお勧めです。 現在こうした内容のツアーが数多く用意されていますので、利用すると良いでしょう。 ペルー共和国の風土は大別して3つの地帯に分けられます、セルバと呼ばれる国土全体の60%を占める森林地帯(ジャングル)。シェラと呼ばれる国土全体の28%を占めるアンデスの山岳地帯。コスタと呼ばれる国土全体の12%を占める海岸砂漠地帯。 マチュピチュはアンデス山岳地帯に属します。その気候は雨期(10月半ば〜4月半ばまで)と乾期(4月半ば〜10月半ばまで)の2つに分かれています。乾期の夜間や早朝の気温は2〜3度と低いです。防寒着が必要です。雨期には雨具が必要です。
ちなみに、マチュピチュへの行き方は、ツアーでしか行けません。 何故なら、1日の入山人数の制限等で、参加が難しくなっている上に、入山管理局で許可を取得するには、 ツアーでの参加のみが認められているだけで、個人では自由に歩くことが出来ないルートになっているからです。 また、マチュピチュには空港がないので、飛行機の直行便もありません。 東京から出発した場合、まずはクスコまで、所要時間は27.5時間。 どのツアーでも、クスコの空港から、マチュピチュまで鉄道でアクセスするのが普通です。 クスコから、マチュピチュへ唯一の電車があるアグアスカリエンテスまで、鉄道で約4時間〜5時間。 約32時間、1日以上かけて、マチュピチュの麓までやっとたどり着けるんですね。 いろんなツアーがありますが、せっかくペルーまで行くなら、チチカカ湖やナスカの地上絵を見に行けるツアーに 参加してみるのもいいと思います。